西川口萌え系メイドコスプレ専門風俗店 ファッションヘルスメイドin西川口「メイドイン西川口」営業時間 9:00〜24:00TEL048-250-4166 埼玉県川口市西川口1-10-10 楽園ビル5F

CONTENTS

  • 本田あすか本田あすか
  • 業界未経験のGの衝撃!大人しそうな見た目とは裏腹に存在感抜群のおっぱい!こんな純朴そうな女の子が脱いだら…。めちゃめちゃ柔らかそうなオッパイがもう…。
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雪平なの(ゆきひらなの)22歳/T.160/B.83(C)/W.57/H.83

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PROFILEプロフィール

雪平なの(ゆきひらなの)

  • 年齢:22歳
  • 身長:160cm
  • スリーサイズ:B.83(C) W.57 H.83
  • 出勤日:TEL
  • 血液型:A
  • 出身地:関東
  • 前職:学生
  • たばこ:吸わない
  • タイプ:受け派
  • 性格:素直で照れ屋
  • チャームポイント:笑顔
  • マイブーム:絵を描く
  • 生orゴム:生
  • 特徴:敏感,スレンダー,美脚,童顔,
お店からのコメント
清楚で純朴なメイドさんの誕生です♪
フレッシュな魅力溢れる”なのちゃん”入店致しました!

温かみのある眼差しでしっかりと相手の目を見つめながら話を聞いて微笑む様はまさに女神(^^)ノ
しなやかで柔らかなスレンダーボディと形の良い美乳、引き締まった腰のくびれ、最高の『肌感』を容易に想像できます♪
優しく触られると敏感に反応してしまうそうで全身どこを触られても弱いんだとか。。。責めるのも得意になりたいとお勉強中です。

子供の頃から絵を描く事が大好きで第一次お絵描きブームから現在、第三次お絵描きブームになり、絵を描きたい衝動に駆られて暇な時間を見つけては描いたりしているようです。

日本の色んな都道府県に行ってみたいと目を輝かせながら語ってくれました。
上品清楚な雰囲気ながらとても素直で優しい性格の彼女との時間は至福のひとときとなるでしょう。

優しいご主人様のご予約お待ちしています。

まずは、出勤当日に、お近くにお越しの際お写真だけでもご覧に来てください!当日写真見学無料です。是非お立ち寄りください。

byひろふみ

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SCHEDULEスケジュール

12月13日(木) 12月14日(金) 12月15日(土) 12月16日(日) 12月17日(月) 12月18日(火) 12月19日(水) その後の出勤
お休み お休み お休み 12:00

20:00
お休み お休み お休み 12月23日(日) 13:00

20:00

※出勤予定は変更する場合がございますのでご来店前に必ずお電話でご確認ください

PLAY可能プレイ

ディープキス フェラ
全身舐め 玉舐め
素股 69
口内発射  

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OPTION可能オプション

パンスト ショーツ
着たままコス 眼鏡
チェキポラ1枚 ピンクローター
バイブ ごっくん
オナニー 放尿
電マ  

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口コミスッキリ桃色体験記

癒され有難う

投稿者 肌の綺麗なオジさん投稿日 : 2018年10月21日

今日はなのイベントに参加出来てとても良かったです。部屋の飾り付けやコスチュームがとてもなのチャンに合っていて最高でした。特にコスチュームが物凄く似合っていて可愛すぎでオジさんヤバかったです(笑)また今度、逢いに行きますので宜しくね〜

投稿者チェックセレクト
タイプ
可愛い系、清楚、癒し系、黒髪
キャラクター
聞き上手、優しい、恥ずかしがり
良かったプレイ
キス、全身舐め、シックスナイン

もっと見る
ありがとう

投稿者 メイド好き投稿日 : 2018年8月23日

日記に惹かれ、なのちゃんに会いに行きました🎵
面白い子なんだろうなとは想像出来たが顔は全く想像出来なかったので対面するまでドキドキ
笑顔が最高😃⤴⤴
くびれがイイ😍脚もイイネ😚
聞いちゃダメなんだろうけどここで働いているのが不思議なくらい、良い意味で普通のとても良い子だった(^з^)-☆
出会ってくれてありがとうなのちゃん❕

投稿者チェックセレクト
タイプ
可愛い系、スレンダー、素人系、癒し系、黒髪、美脚、美乳
キャラクター
話し上手、明るい、優しい、面白い、恥ずかしがり
良かったプレイ
フェラ

幸せな時間

投稿者 なのソン投稿日 : 2018年5月2日

一緒にいる時間は楽しく何分、何時間あっても足りないくらい。
くびれが美しく、プレイも最高!
素敵な名刺が花を添えます^−^
「あるある」タイトルの日記は、何度読み返しても面白い♪

投稿者チェックセレクト
タイプ
可愛い系、スレンダー、清楚、素人系、黒髪、美脚、美乳
キャラクター
話し上手、聞き上手、おっとり、明るい、優しい、面白い、恥ずかしがり
良かったプレイ
キス、フェラ、全身舐め、玉舐め

予約困難嬢

投稿者 なのちゃんファン投稿日 : 2018年4月22日

特筆すべきは日記ではないでしょうか?
彼女の日記は読み応えがあり、面白い。
どんな子なのだろうと気になり指名しました。

一緒にいると落ち着くような優しい雰囲気の女性でした。
それが彼女の魅力なのかなと思います。

愛嬌があり、恥ずかしがり屋な一面も可愛いです。
感じている声も可愛くエッチで興奮します。

投稿者チェックセレクト
タイプ
可愛い系、スレンダー、清楚、黒髪、美脚、美乳
キャラクター
話し上手、聞き上手、明るい、優しい、面白い、恥ずかしがり
良かったプレイ
フェラ

きらきらスマイル

投稿者 山田投稿日 : 2018年2月18日

何回か指名している者です。
なのちゃんは手を抜かない、一生懸命な態度を見せてくれます。
そして時間いっぱい一緒にいてくれるのは嬉しいですが店員に怒られないかとハラハラします(汗)
あのキラキラな笑顔をもっと見たいです。身体のラインがとても綺麗。

投稿者チェックセレクト
タイプ
スレンダー、清楚、素人系、癒し系、黒髪、美脚、美乳
キャラクター
話し上手、明るい、優しい、面白い、恥ずかしがり
良かったプレイ
キス、フェラ、その他

また会いに行きたくなる

投稿者 はしご酒投稿日 : 2018年1月19日

この業界には居そうに見えない。
優しくて明るくとても良い子でした。名刺、大事にするね!なのちゃんの笑顔は素敵!癒されます

投稿者チェックセレクト
タイプ
可愛い系、スレンダー、清楚、素人系、癒し系、黒髪
キャラクター
話し上手、聞き上手、明るい、優しい、面白い、天然、恥ずかしがり
良かったプレイ
フェラ

ENQUETEメイドQ&AメイドQ&A

Q1.何と呼ばれたい?
なの、なのちゃん
Q2.好きな食べ物は?
色々あります、書ききれません(*´ч`*)
Q3.好きなお菓子は?
ハードグミ、カリカリ梅
Q4.好きな音楽は?
ポップス
Q5.好きな映画は?
色々あります。
Q6.愛読書は?
ホラー系やラブストーリーなど
Q7.得意料理は?
オムライス
Q8.チャームポイントは?
言われるのは・・・笑顔です。
Q9.自分の性格を一言で言うと?
素直で照れ屋
Q10.マイブームは?
絵を描く〆(・ω・ )
Q11.大切なモノは?
手紙。ちょっとしたメモ程度でも嬉しくてとっておきます。
Q12.ストレス解消法は?
好きな事をして気分転換か、寝ます。
Q13.夢はありますか?
都道府県全て旅行してみたい!
Q14.休日は何をしていますか?
友達と遊んだり、買い物。家でのんびりもしますよ。
Q15.一番嬉しかった出来事は?
誕生日のサプライズo(*゚▽゚*)o
Q16.感動した出来事は?
友達の結婚式
Q17.好きな男性のタイプは?
感性が似てる人(*´-`*)
Q18.初めに男性のドコを見ますか?
雰囲気です(´∀`)
Q19.何フェチ?
手、スーツ
Q20.男性が可愛く思える時は?
嬉しそうにしたり、笑顔を見せてくれた時(つω`*)
Q21.思わずドキッとしちゃう男性の仕草は?
ネクタイを緩める、見つめられる、頭を撫でられるetc...(/ω\*)
Q22.男性に3つ求めるとしたら?
優しさ、包容力、男らしさ
Q23.男性下着の好きなタイプは?
特に拘りはありません(゚ロ゚)
Q24.自分はエッチだと思いますか?
・・・はい(///_///)
Q25.オナニーの方法は?
...。
Q26.Sですか?Mですか?
ソフトMです(´・ω・)
Q27.どんな一言に興奮しますか?
気になる方は直接聞いて下さい(////)
Q28.どんなキスが好きですか?
1回が長いより、短いのを何回も・・・の方が好きですね( *'ω' )
Q29.興奮するシチュエーションは?
気になる方は直接聞いてください(/////)
Q30.変態だなーって思う瞬間は?
すぐドキドキして濡れてしまう時(>_<)
Q31.責めと受けはどちらが得意ですか?
受けですが、責めも得意になりたいです。
Q32.胸をどうされると気持ちいいですか?
優しく舐めるか、揉まれると
Q33.アソコをどうされると気持ちいいですか?
優しく舐められたり焦らされると
Q34.性感帯はどこですか?
どこでも・・・
Q35.ずばり、濡れやすいですか?
そうです(´・ω・`)
Q36.メイドとして気を付けている事は?
奉仕の心と明るく元気よく

お客様に一言

テクニックに自信はありませんが・・・それでも、気持ちよかったと思ってもらえるよう色々教えていただきながら頑張りたいです!宜しくお願い致します(*´﹀`*)

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日記

歌いたい曲は沢山あるはずなのに、ド忘れして全然関係ない帰り際に思い出す【 7】2018年12月06日00時14分

前回の続き
 
もっと話したい事が沢山あったのですが、
次の日もお互い学校があるという事で名残惜しくも電話を切りました。
 
熱くなったスマホをぎゅーっと抱きかかえながら、ベットの上を右へ左へとゴロゴロ転がる私。
 
『俺は・・・・


あなたが好きです!』
 
先ほど言われた事を思い出すと、もうニヤニヤが止まりません。

うつ伏せの状態で枕に顔を埋めながら足を上下にバタバタしてみたり、とにかく落ち着きがありませんでした。
 
”あなたが好きです・・・だって。////
・・・私、、、ゆうすけさんの・・・[ 彼女 ]なんだ・・・////”
 
 
 
 
次の日の朝。


アラームの音で目を覚ました私は気だるい身体に鞭打って、
布団という心地の良いぬくもりからなんとか抜け出すことに成功。 
ベッドの近くにはテーブルとソファーがあり、
その上にはスマホとメガネ、飲みかけの水が入ったペットボトルが置いてあります。
 
メガネをかけソファーに座ってスマホを見ると、既にゆうすけさんからメールが届いていました。
 
[ おはようございます。
昨日は、色々とありがとうございました。
余談ですが、めちゃくちゃ寝不足です(笑) ]
 
”ゆうすけさんも寝不足(笑)
・・・・というか、
昨日の出来事は夢じゃないんだね。


ちゃんと[ 現実 ]なんだ。”
 
 
ドキドキして全然寝れなかったというのもありますが、
私にとって昨夜の出来事は文字通り【夢のよう】だったから、、
【夢オチ】っていうのもあり得るな・・・と思い、寝るに寝れなかったんです。
 
[ おはようございます。
こちらこそありがとうございました。
私も、実は寝不足で・・・。
いや、でもこれはとっても幸せな寝不足なので全然平気です(笑) ]
 
 
メールを送った後はササっと身支度をして学校に向かいます。
 
教室には既にサキが居て、サキは私に気づくとニヤニヤしながら近づいて来ました。
 
「おはよー、な・の・さ・ん♪」
 
「おはよー・・・って、何その呼び方w」
 
「それはさー、、、決まってんじゃん?(笑)
ほれほれ、うちに言いたい事あるんでしょ?」
 
「え? あー・・・あるっちゃあるけど・・・。」


「はいはい(笑) 
じゃあ、向こう行こっか。ね?」


「た、体育館裏?」


「違うわ!(,,#゚Д゚)
何でそうなるw」


「ごめんごめん。今のはボケるとこかなーと^^;」


「そんなのいいから行くよ、早く早く!」


「あ、待ってー」
 
私はカバンを机に置き、教室から出て行くサキの後を追いかけました。
 
 
サキが向かった先は、屋上に続く階段の手前にある踊り場。

 
ワタワタしながら小声で伝えた私の報告を聞くなり、
サキは「やったじゃん!なの!」と、自分の事のように喜んでいました。
 
「あーあ、これでついになのもリア充かー」


「うーん、でも私達はまだ[名ばかり]って感じだけど^^;」


「でもさ、これからもっともっとドキドキする事起きるんだからね?」


「もっと?」


「当たり前じゃん。 告白されただけで心臓飛び出るようじゃこの先心配だわw」


「ど、どうしよう・・・心臓幾つあっても足りないよ」


「そんな本気で心配しなくてもw


あ、そうだ。
初デートはいつ?」


「!・・・ちょっ、デートって////


「いやいやw 
デートって言うでしょw 
デート以外の何でもないわw」


「そ、そっか。」


「そんなんで顔赤くなるんだもんねー 
彼氏にその顔送ってやりたいよw」


「やめてやめて^^;


えと、その・・・デ、デートの話だよね?
それなら来週の土曜日だよ。」


「むふふー、楽しみですねぇ(笑)( ̄▽ ̄)」


「あ、それでサキにお願いがあるんだけど・・・」


「なになに?」


「私に・・・おさげを教えて!」


「おさげ??」


「うん。おさ・・・あれ?、、、何だっけ?」


「三つ編みって言いたい?」


「そうとも言う!」


「おさげって、戦時中か!w
てか、なのなら三つ編み簡単に出来そうだけど。」


「編むのは出来るんだけどさ・・・なんかこう、バランス悪いんだよね^^;」


「ふーん・・・じゃあ、昼休みにでも教えるよ」


「うん、ありがとう」


「初デートのお・め・か・し♪だもんね」
 
「ちょっとww そういう風に言わないでw」
 
 
 
その日の昼休みは、約束通りサキ先生による【 可愛いヘアアレンジ講座 】が行われました。
 
左右に毛束を分けて編もうとしていた三つ編みは、
片側でまとめるサイド三つ編みに変わり、編み目をあえて崩す事によりフワッとした印象に。
 
この他にも、簡単なヘアアレンジを2つ程教えてくれました。
 
「そっかー、ギュッと結んでたから何かおかしかったんだね」
 
「うん、しかも二つに分けちゃうとそれこそ[ おさげ ]っぽくなっちゃうしw

せっかく髪伸ばしてんだから色々アレンジして、変化つければ彼もきっと喜ぶよ^^」
 
「なるほど・・・。ありがとう!」
 
 
 
 
 
────こうして、
ゆうすけさんと付き合うようになってからもメールや電話で連絡を取り合い、たまの週末にデートを重ねました。
 
 
が、

会う事もメールも電話もいつも通り・・・とはいきません。
 
他に用事が無ければ早かったメールの返信は、だんだんと遅くなっていきました。
 
 
 
というのも、
今まではそこまで深く考えず、どんな些細な事でも平気で送っていたメールの内容を、
躊躇するようになったから。
 
友達の恋バナを聞けば聞くほど、”こんなくだらない内容を送ってしまって大丈夫なのかな・・・”とか、
”じゃあどんな内容を送れば良いんだろう・・・”とか考えてるうちに、返信に悩むようになっていました。
 
それは多分、ゆうすけさんも同じだったようで、
付き合う前と後を比べると明らかにメールのやり取りがぎこちなくなっていった私達。
 
電話も前より無言が増え、
会っている時は特に酷かったのを覚えています。
 
ゆうすけさんは、私に謝ることが増えました
 
 
 
落ちた物を拾って渡したら、ごめんなさい
 
飲食店に入り、セルフのお水を運んで行ってたら、ごめんなさい
 
紙ナプキンやおしぼりを渡したら、ごめんなさい

 
「そこ、段差あるので気をつけて下さいね」と前もって伝えたら、ごめんなさい
 
会話がかぶったら、ごめんなさい
 
とにかく何でもかんでも謝っていました。
 
「そんなに謝らなくても大丈夫ですよーw」と冗談っぽく言ってみても、
 
「ごめn・・・あ、すみません。と、こんな調子。
 
少々戸惑いつつも私は、その当時のゆうすけさんの状態に免疫があったのです。

 
何故なら、
今のゆうすけさんは【昔の私】にそっくりだったから。
 
私も、何でもかんでも人に対して謝ることが口癖になっていた時期がありました。
 
 
 
───その頃の私は超が付くほどのネガティブで、とにかく自分に自信が無く、自分の事が大嫌いでした。
 
ウジウジし過ぎて体にどす黒い湿気が漂っているような、そのうちキノコでも生えてくるんじゃないかというレベル←

 
そんな私に親切にしてくれた人へ丁寧な感謝の気持ちを[ ごめんなさい ]という言葉で伝えていました。


『ごめんなさいなら謝ってるでしょ』ってツッコミが飛んできそうですが、その通りです。
 
それ以外の意味なんてありません。
 
 
ですが、その当時の私が言っていた[ ごめんなさい ]は、
[それをあなたにやらせてしまって(又は言わせてしまって)ごめんなさい
私なんかに優しくしてくれて本当にありがとうございます。 ]という二段階の意味が込められていました。
 
つまり、
[ ありがとう ]って言えば事足りるのに、咄嗟に出てくる言葉は謝罪でした。

 
その上たちが悪いのが、
私はそれで良いと思っていたし、周りが困ったり戸惑っていたのに気づいていなかったという事。
 
でもそれはサキのおかげで気づき、そして改心する事が出来ました。
(※その時の話を詳しく書いたら長くなってしまうので割愛します。)
 
 
 
サキは当時の私の状態を【ごめんなさい病】と名付けていました。
ゆうすけさんもこの【ごめんなさい病】に当たるかどうかは分かりませんが、似ている事は確かです。
 
しかし、サキが私にしてくれた荒療治的な事では解決しないような気がします。 
 
だから今は、とにかく明るく振舞っていようと決めました。
もしかしたら時間が解決してくれるかもしれないから。
 
”私がずっと笑顔でいれば、安心してもらえるかな?
自然と[ ごめんなさい ]に変わる言葉が出てくるかな?


また、ゆうすけさんの笑顔が見れたら嬉しいな。


今は特別な事だけど、
ゆうすけさんと自然に笑い合ってる時間が、空間が・・・当たり前になったら良いな。”
 
そう考えていました。

 
 
 
 
 
────ある日の昼休み。
 
その日はサキも含めた6人程の友達と恋愛話をしていました。
でもゆうすけさんとの事はサキしか知らないので、私は自分の話をしません。
専ら聞き役に回ります。
 
が、話を聞いているうちにふと[ とある疑問 ]が浮かびました。


”この際だから、みんなに聞いてみようかな・・・。”


「あのさ・・・」
 
「ん?どした?」
 
「みんなっていつ頃から彼氏さんの隣を歩くようになったの?」
 
「・ ・ ・」


私の質問に、その場が3秒ほど静まり返りました。 
「え?w 何それw」
 
「逆に隣歩かないこと無くない?」
 
「てか、彼氏じゃなくても普通一緒に居れば隣歩くけどw」
 
”え、どうしよう皆が困惑してるw 
私、そんなに変な質問してたかな?”


あっ、そ、そうだよねー(;・∀・)」
 
「今の質問おかしいでしょw」
 
「例えばなんだけど、
付き合って3ヶ月くらいのカップルが、
二人の間に1人分の空間を作って歩いてたら・・・・・どう思う?」
 
「え?倦怠期かなーって思う。」
 
”け、倦怠期!?”
 
「それ付き合ってんの?って感じだけどw」
 
「付き合ってるよ!
・・・あ、じゃなくてそういうカップルが居たらっていう前提だけどね(^ω^;)」
 
「そんなカップルいる?w あり得ないでしょw」
 
「それホントに付き合ってるのか疑いたくなるわw」
 
苦笑いしながら「やっぱりそういうもんかーw」と言いながら、横目でサキを見ると・・・。
 
サキは何か言いたそうな顔でこちらを見ていました。
 
「ちょっとトイレ行って来る。
・・・なの、着いて来て。」
 
「え?あ、うん。」
 
「行ってらー」
 
二人で教室を出ると、サキはトイレとは逆方向へ歩き始めました。
 
そして、屋上に続く階段の手前にある踊り場に着くなり「はー・・・」と深いため息をついたのです。
 
「さっきミホに言ってた話って自分達の事なんでしょ?」
 
「・・・うん。」


「あれはうちもあり得ないって思ったよ。
隣歩いてないってどういう事?」


「んと・・・。
初めて会った日、待ち合わせした場所からお店に移動しようと歩き始めたんだけど、
会話もしにくいし向こうから歩いてくる人の邪魔なるから隣を歩こうとしたんだけど・・・
スっと避けられたの。」


「で?」


「ちょうどそのタイミングで前から自転車が通ったから、
”あぁ、それで避けたのかー”って思ったんだけど、
自転車が通り過ぎても人一人分空けたまんまで・・・。」


「うーん・・・。」


「細い道を歩くときは、私の後ろにスっと下がって歩いてた。」


「・・・・。」


「そのうち、ちゃんと隣を歩いてくれるかなって思ってたけど・・・今も変わんない。」


「なんかさー、、、アレなのかな?」


「アレ?」


「超草食系っていうか、女慣れしてない感じだなーって思った。」


「私も人の事言える立場じゃないからなんとも言えないや・・・。」


「こういう場合は、なのがリードするっていうか、なのが押してくのも必要」


「押す?」


「積極的になるって事。
向こうが女慣れしてなくて、近づくことに躊躇してんならこっちが行くしか無いよ。」


「でも、隣歩こうとしても難しいんだけど・・・。」


「だったら、隣に座ることからやってみたら?
それだったらわざわざ避けないでしょ。
そんで、しばらく隣に居れば向こうも慣れてその後一緒に歩くときは隣歩けるようになるんじゃない?」


「なるほど!」


「・・・てか、こんな事考える必要って本来無いはずなんだけどね」


「さっき、ミホに言われた時ちょっと心に刺さるものがあった。
そして、『ゆうすけさんは本当に私の事が好きなのかな?』って心配になってきた(・ω・`)」


「付き合った事無いから、神経質になってるだけだよ多分。
なのが大切だからこそ傷つけたくないって思って慎重になってるのかもね。」


「そうだと良いな・・・。」


「だから、なのが彼を[ そんな事考える必要ないんだ ]って思わせればこっちのもん。」


「うん、頑張る!」
 
私は、サキに言われたアドバイスを次のデートで実行することに決めたのでした。

 
続く
 
 
【 最終話 予告 】
 
埋まらない二人の距離感は、二人の心に比例していました。
 
好きなのに、、、。
 
好きだけど、、、。

 
好きだから、、、。
 
少し久しぶりのデートの後、
二度目の[ 告白 ]をしたゆうすけさん。
 
不器用すぎる恋の結末は───。
 

 
 
次回の出勤は
12月8日(土) 13〜21時

 
(前回は私の不注意により出勤予定が流れてしまい、申し訳ございませんでした。)
 
開催しているなのイベは、1番です。
 


 
(※詳細はお手数ですが11月28日の日記をご覧下さい)
 
あ、そうそう
 
 
前回の日記で書き忘れちゃってましたが、
ハロウィンと同様にクリスマスシーズン限定でお部屋の飾り付けもしますよー
 
今回は室内が暗くても明るくても楽しめるように考えました
 
平成最後の、お互い楽しいひと時になれば良いなって思います
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 

 
雪平なの


急いでる時ほど踏切や赤信号によく捕まる2018年11月28日00時37分


 
前回の続きは一旦お休みして、ちょこっとです。
 
 
 
12月は年末クリスマスというわけで・・・
 
 
 
\ なのイベ(YDK)第四弾、はっじまるよー /



 
 
しかも今回は特別に・・・


二 本 立 て 
 
 
なのサンタからのクリスマスプレゼントって事で理解してもらえれば幸いです
 
ちょっと早いですけど、今年1年のうちどこかでご帰宅してくれたご主人様や、
この日記を読んでくれる画面の向こうのあなたへの感謝の気持ち・・・届けば良いな
 
 
 

 
 
今回のイベントは1と2を交互に開催します。
(※同時に開催するわけでは無いのでご注意下さい)
 
 

 
なのイベ第四弾概要
 
期間 → 12月2日〜12月末 
(※1は上旬と下旬 2は中旬に開催)
対象 → なのを選んでくれたご主人様
条件 → 最初に渡される用紙に”なのイベ”または”YDK”と記入
注意 → 今回は生着替えでは無いので、
お手数ですが記入用紙へ予め書いていただけると助かります。
 

 
 
もし、うっかり書き忘れちゃっても
ご案内後に直接伝えていただければ、
後で着替えるというのも可能ですよー
 

↑今週末と、次回の出勤時のイベント内容はコチラ
 
あ、一応補足しますと星柄の下着を穿くわけでは無いのでご安心下さい
 
 
『じゃあ一体どんな下着なんだ(゜д゜)』って?
 
それはですね、、、
 
このあと外部サイトの限定日記にてチラチラっと公開しますので
ネタバレOKな方、気になる方はそちらをご覧下さい
 
クリスマスメイド服は中旬に開催予定ですので、イベントの詳細については
 

 
 
 
 

 
 
現在、第7話を執筆中の【なのとゆうすけさんのお話】ですが、
そろそろ、『いつまで続くの?(;・∀・)』というツッコミが飛んできそうなので先に書いておきますと、
もう終盤にさしかかってます(^ω^;)
(あと2話か3話くらいで完結・・・かな?)
 
 
私自身こんなに続くとは思ってなかったです(※ただ文章にまとまりが無いだけw
 
というわけで、
もう少しだけお付き合いいただけると嬉しい限りです
 
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 
 
雪平なの


歌いたい曲は沢山あるはずなのに、ド忘れして全然関係ない帰り際に思い出す【 6】2018年11月18日02時14分

前回の続きの前に・・・

 
次回の出勤予定をお知らせします
 
12月2日(日) 12〜20時



 
 
しばらくお休みしてしまい、
 
※今も尚お休みしている理由について知りたい方は、
お手数ですが外部サイトの限定日記をご覧下さい※


 
忘れ去られて無いと良いな(;∀;)
(全然出勤してなかったから)愛想尽かされて無いと良いな(;∀;)
 
・・・・おっと、ついつい心の声が漏れちゃいましたが、

来月、元気いっぱいでお出迎え出来るよう
体調管理に努めます
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
前回の続き
 
 
 
 
自分の部屋に帰ってきた私は、ソファーに座るとカバンから封筒を取り出しました。
 
真っ白な封筒の裏面には動物のシールで封がしてあります。
 
シールを破らないよう、慎重に剥がしてゆっくりと封筒を開けました。
 
 
”あ!これ、、、○○○のポストカード!!”
 
中には、私とゆうすけさんが知り合うキッカケとなったアニメのポストカードが入っていたのです。
 
 
”しかもこれ・・・非売品のやつ!!
 
というのも、
 
このポストカードは、二人が好きなアニメ専門の雑誌が月刊で発売されていたんですけど、
その雑誌で募集していたイラスト投稿の中で優秀作品に選ばれた人しかもらえない代物でした。
 
ゆうすけさんが定期的に応募している事は知っていましたし、
入賞した事も知っていました。
(※なのもその雑誌の愛読者だったけど応募はしていない)
 
雑誌にゆうすけさんの絵が掲載されたページを見た瞬間はビックリ&嬉しすぎて即行ゆうすけさんにメールした事を今でも覚えています。
 
一刻も早くゆうすけさんに伝えたい勢いで送ったメールは誤字脱字で・・・それでも、ゆうすけさんはニュアンスで返信してくれたんです^^;
 
 
話はちょっと脱線しますが、
 
なのとゆうすけさん共通の仲良しさん(ネット上のお友達)のうち、1人が考えたオリジナルキャラクターが最優秀賞に選ばれ、
なななななんと・・・・公式アニメのキャラクターとして地上波デビューしちゃったんですよ
 
あれはもう感動でしたね・・・。ヽ(;▽;)ノ
 
 
 
 
話を元に戻します。
 
 
 
しかも、それは私が一番好きなキャラのポストカードでした。
 
だからゆうすけさんはこの貴重な非売品を私にくれたんだと思います。
 
”これはもう、額とかに入れて飾っておかなきゃ!”なんて思いながらチラッと裏面を見た私は更に驚きました。
 
 
”え!?”
 
裏面には、ゆうすけさん直筆イラストとメッセージが書かれていたからです。
 

”ん?
でも、このキャラ・・・何だろう?知らない子だ”
 
見覚えのないキャラクターでしたが、その近くに書いてあったメッセージを読んだら全てが繋がりました。
 
 
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
 
今日は会ってくれてありがとうございました。


これを書いているのはもちろん会う前ですが、
先に感謝を伝えたくて書きました。


これからもメールや電話で連絡を取りたいし、
なのさんが今日俺に会ってみて、
また会おうって思えるような時間を過ごせていたら
凄く嬉しいです。


緊張のし過ぎで俺が何かやらかしていたらすみません。
先に謝っておきます^^;


PS:そこに描いてあるのは勝手ながらなのさんをイメージして考えたキャラクターです。
 
*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜
 
 
”ゆうすけさんは何もやらかしてないです。
むしろ、やらかしたのは私の方orz
 
ゆうすけさんが描いたのは、私の好きな色や好みを盛り込んだ、とっても可愛いキャラクターでした。
 
”美化してる・・・めちゃくちゃ美化し過ぎですよゆうすけさんw(;´Д`)”
 
 
あ、ちなみに美化と言っても 人 間 じ ゃ な い ので似てるとか似てないとかそういう次元の話じゃないんですけどね(´▽`)ハハ(え
 
(※アニメのタイトルを書けば分かり易いんですけど、それはさすがに書けないので・・・
ゆうすけさんが描いたのは [ ポケモンとか、ドラクエとか、
そういうのに出てきそうなキャラを描いた ] って想像していただければ良いかと思います^^;)
 
 
 
 
 
────その後も、ゆうすけさんと私は毎日メールをして、文章のやり取りだけでなく、
なのは自分で作った料理が上手に出来た日はそれを撮って送ったり、ゆうすけさんは旅行先で見た景色を撮って送ったり、
毎週金曜日の夜は電話をして、連絡を取り合っていました。
 
 
そして、

二人で会うのが3回目となった次の日の事。
 
学校へ行く準備をしているとゆうすけさんからメールが届きました。


[ おはようございます! 今日の夜8時くらいってなのさん予定ありますか? ]
 
[ おはようございます♪ いえ、特に無いですよ〜 ]
 
[ そしたら、大事な話があるのでその時間帯に電話出来ませんか? ]
 
 
”だ、大事な話!?


・・・・何だろう。


悪い話だったらどうしよう・・・”




 
少し迷いましたが、
私は[ はい、分かりました ]と返信。
 
そのあと学校に向かった私は、サキに今朝の出来事を伝えました。
 
「どうしよう・・・良い話かな?悪い話だったらヤダな・・・。」
 
「いやいやw (悪い話)な訳無いじゃん^^;」
 
「うーん、うーん」と唸っている私を見たサキは「え、なの・・・マジで分かんないの?」と呆れたような口調で言いました。
 
「悪い話かもしれないじゃん・・・」
 
「マジかw」
 
「サキは何の話だと思うの?」
 
「え?・・・うーん、、、、何となく教えないほうが良い気がするから言わないでおくわ^^;」
 
「えー、教えてよー(・ε・` )」
 
「てか、なのが言ってる悪い話って何?」
 
「ゆうすけさんが県外に引っ越しちゃう・・・って話。」
 
「なんだそれw」
 
「だってさ、今日は月曜日だよ?
電話はいつも金曜日なのに、金曜日まで待てない&大事な話=引越しって事なのかなって・・・」
 
「一応聞いておくけど・・・良い話ってのは?」
 
「引っ越すんだけど、、、こっちに引っ越してくる!・・・とか?」
 
「なのの想像だとどっちにしろ [ 引越し ] なのねw^^;」
 
「他にも色々考えたんだけど、引越し説が濃厚かと・・・。」
 
「もう何でも良いわw┐(´д`)┌
もし県外引越しだったらさ、慰めてあげるから連絡してw 」
 
「ええw 急に返しが雑になってるのは何故w(゜Д゜;)」
 
テキトーにあしらわれましたが、”これはサキなりに私を落ち着かせようとしてくれてるのかな?”と解釈する私。
 
 
 
 
学校から家に帰ってきた私は、家の事を済ませてご飯を食べ、お風呂に入り自分の部屋に行きました。
 
時刻は午後7時半。
 
ゆうすけさんからの電話が来るまであと30分程ありました。
 
 
”大事な話って・・・・やっぱり引越し?
 
そしたら、
メールとか電話は今まで通り出来ても、
今までみたいな頻度では会えなくなっちゃうのかな?”
 
いい加減、何回も電話を重ねていれば電話前は落ち着くようになったはずなのに、
今日は初めて電話した日と同じくらい・・・
いや、それ以上に緊張していたと思います。
 
 
”というか、今更だけど毎日のように何かしらで連絡取ってて、
ゆうすけさんは嫌にならないのかな?
飽きられたりしてないかな?”と、考えながら手に持っていたスマホをじっと見つめていました。
 
 
 
 
『二人はずっとこのままで良いの?』
 
ふと、前にサキが私に言った言葉が頭を過ぎります。
 
 
 
 
・・・思えば、私は中学校に進学した辺りから男子と遊ばなくなりました。
 
自分から話しかけることも無くなりました。
話しかけられれば話すけど、
用が無ければ基本的に接触しません。
 
男友達と思える人も、
男友達と呼べる人も、
居なくなりました。
 
これは意識したわけでは無く、ごくごく自然にそうなっていきました。
 
 
だけど、
 
ゆうすけさんだけは違う
 
メールもするし、
電話もするし、
会う事だってする。
 
 
頼りになって、紳士で、尊敬してるし、
優しくて、楽しくて、
変な事言ってもバカにしないし、
グダグダでまとまりの無い話でもちゃんと聞いてくれるし、
私の話で笑ってくれて、
考え方が似てて、絵も描けるし、
博識な人。とっても良い人。
 
完璧かと思いきや、私に負けず劣らずの照れ屋で・・・意外にも字が汚い(笑)

 
 
 
 
『彼は、なのの何?』
 
 
”ゆうすけさんは私の事、
どう思ってるんだろう?


私は、ゆうすけさんの事・・・
どう思ってる?”






 
 
ヴヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・・
 
 
 
”!!”




 
考え事をしていたらいつの間にか8時を回っていたようです。
 
スーーーーハーーーーーと、大きく深呼吸をして、スマホの画面に表示された[応答]をタップしました。
 
 
「も、もしもし。」


「こんばんは。なのさん、すみません月曜日に電話してしまって。」


「いえいえ、大丈夫ですよ」
 
ゆうすけさんが今朝送った[ 大事な話 ]はすぐに伝えるつもりは無いのか、
最初の30分くらいはいつもの電話の調子で会話が進んでいました。
 
いつも通り明るい口調で落ち着いて話すゆうすけさんに対し、
私は”いつになったら大事な話が始まるんだろう・・・”というのが気になって心ここにあらずでした。
 
「あ、ごめんなさいちょっとお手洗い行って来て良いですか?」


「全然大丈夫ですよー」


「ありがとうございます、すぐ戻りますので!」と言って私はスマホをテーブルに置き、トイレに行きました。
 
 
数分後、トイレから戻ってきた私は再びスマホを耳にあてます。
 
「お待たせしました!」


「おかえりなさーい^^
・・・で、
今朝の話なんですけど、、、。」


「は、はい。」
 
自然に姿勢がピンとなります。
 


「・・・・。」
 


「・・・・。」


 
「・・・俺がウルフとして掲示板でやり取りしていた事を覚えていますか?」


「もちろん覚えてますよ」


「荒らしやなりすましが出てきたとき、いつもの俺だったらスルーしてました。」


「?」


「スルーというのは、放っておくって意味です。
ああいう掲示板にはそういうのが付き物で、干渉しても無駄だから。


また、他の新しい人が書き込みしてくれるだろう。
代わりは他にも出てくるだろう、
そう思ってたんです。」


「・・・・。」


「だけど、サクラさんのなりすましには正直めちゃくちゃムカつきました。
サクラさんはそんな事書くような人じゃないし、
そんな考えを持つような人じゃないって思ってたから。」




”そうだ・・・・私は、まんまとウルフさんのなりすましに騙されていたのに、


ゆうすけさんは、
私のなりすましを見抜いてた・・・・。”




「サクラさんとやり取り出来なくなるのは困るって思いました。
だから、メールアドレスを付けたんです。
そんなの未だかつてした事無かったから、自分でもビックリです(笑)」


「そうだったんですね・・・・。」


「今思えば、あの時から・・・・惹かれていたのかもしれません。」


「えっ・・・・。」


「サクラさんじゃなくて、
なのさんとしてやり取りするようになってから、
なのさんを知れば知るほど、
なのさんの魅力に気づいていきました。


気づけば気づくほど、
俺の中でもどかしい感情が芽生えていきました。」


「いやいや、私に魅力なんてこれっぽっちも無いですよ^^;」


「それはなのさんが気づいてないだけです。
実際に会ったらもっとその気持ちが強くなりました。」
 
「ええw 
どこにそんな要素があるんですかw」←※照れるとひたすら否定するのが私の残念な特徴の1つです。
 
「本当に楽しそうに笑ってくれるところ。

動物を見かけるたびに目で追いかけて嬉しそうにしてるところ。


どんな些細な事にもお礼を言うところ。


ちょいちょい盗み見てくるところ。


美味しそうにご飯を食べるところ。


礼儀正しいところ。


自分の話を伝えようとして、身振り手振りを交えて一生懸命話すところ。


・・・こんな感じで、沢山ありますよ。」


 
 
”会ってるときは全然目を合わせてくれないから、
てっきり、
私の事なんて見てないと思ってたのに・・・・。”
 




「いやいやいやいやw 
私なんて変な奴ですよ^^; 
それに比べてゆうすけさんは凄く良い人です」
 


「・・・なのさんは、
前にも俺の事[良い人]って言ってくれましたよね。」
 
「はい。」


「俺は、、、なのさんにとって良い人止まりですか?」


「えっ。。。」








”なんだろう・・・この気持ちは・・・。”



 




「・・・・・。」






「・・・・。」


「俺は、なのさんに[ 良い人 ]って言われる度に、
[ 所詮それまでなんだ ]って、
言い聞かせてなのさんに対する気持ちを抑え続けてきました。




言わなければ今まで通り、
なのさんと楽しくやり取り出来るんだって言い聞かせて。






・・・それはそれで良かったのかもしれません。







けど、
どうしても諦められなかった。












俺は・・・・








あなたが好きです!


俺と、付き合って下さい。」
 
 


「・・・・・・。」
 
雷に打たれたような衝撃でした。
 




”ゆうすけさんが・・・・私を好き?”






「・・・・・・・。」
 
何か、言いたい気持ちはあるのに喉の手前で引っかかっているような感覚。
 
スッと言葉が出ずにいました。
 


「・・・・・。」
 
”何か言わなきゃ・・・”
 
「・・・突然こんな話をしてしまってすみません。
きっとすぐには返事出来ないだろうから、いつでも大丈夫です。
どっちにしろ、なのさんの正直な気持ちを教えてもらえれば。」
 
 
 
「・・・・私も、




同じ気持ちです」




「えっ。それって・・・OKってことですか?」




「・・・・はい(////)」


「良かった・・・。
俺、凄く・・・凄く嬉しいです!!」




「わ、私もです。
・・・まさか、
ゆうすけさんに告白されるとは思ってもいなかったので」


「ちなみに、大事な話って何だと思ってましたか?」


「えっと、ゆうすけさんが引越しするって話かと・・・。」


「引越しw 
なんか、なのさんらしい勘違いですねw」


「だから、もしゆうすけさんが遠くに行っちゃったら・・・・って考えてました。(´・_・`)」


「そうだったんですね。 でも安心してください、引越ししませんから(笑)」


「はい^^」


「・・・というか、
なのさん結局ちゃんと言ってくれませんでしたね^^;」


「??」


「なのさんは、
俺の事どう思ってるんですか?」


「え?w 
さ、さっき答えたじゃないですか」


「いやいやw 
あれは俺の言葉に同調しただけだから答えになってないですよ」


「ええw」




「なのさんの言葉でちゃんと聞きたいんです。


・・・ダメですか?」


”いやいや、そんな事言われたら言うしかないじゃないですかーーー(((;°▽°))”
 
 
 
私は例え女友達であろうとも、好きと言われたら照れ笑いするか、
「私もー」か、「ありがとう」で返しちゃうくらい、自ら好きと言いません。
 
 
私だって、言えるもんなら言いたいですよ?

 
 
でも、言えないんです。

 
それは何故かというと・・・
単純に 恥 ず か し い から(///_///)(え
 
おそらく、今まで生きてきた中で数えるくらいしか人に[ 好き ]と言った事がありません←
 
男女問わず、サラっと[好き]って言えちゃう人は凄いと思います。
 
好きな人に好きって言われたら嬉しいですもんね。
女の子でこれを出来る人は可愛いんだろうなー・・・( = =)(遠い目)
 
 
「まぁ、強要はしたくないので難しいなら大丈夫ですよ^^;」


「・・・・。いや、ちょ、ちょっと待ってください」


「え?あ、はい。」
 
”好きって言うだけ・・・たった二文字。さ行と、か行の1つずつ言えば良いんだから。”
 
 
なのに・・・
 
ドキドキが止まりません。心臓が口から出そうです\(^o^)/
 
 
 
わ、私も
ゆうすけさんが・・・・すっ・・・・好きです(////)」
 
 
”最後のほう、
めっちゃ小声だったけど言った、確かに言ったよゆうすけさん!(; ・`д・´)”

 
 
 
 
 
「・・・・(////)」
 
 
 
 
Σ(゜Д゜)


やめてーーww ゆうすけさんが照れないでーーーw”
 
「ちょww ゆうすけさんが言わせたんじゃないですか(////)」
 
「いや、、これは・・・[こうかは ばつぐんだ!]ってやつですねw」
 
「あれw いつからポケモンになったんですかw」
 
 
・・・そんなこんなで、なのとゆうすけさんは彼女と彼氏の関係にレベルアップしたのでした。
 
 
 
続く
 
 
 
 
【第7話 予告】
 
お互いに初めての彼氏、彼女。
 
次第に変化していくゆうすけさん。
 
恋愛って何だろう?
付き合うって何だろう?

 
それは順風満帆だったはずの二人に、
怪しい影が差し始めた予兆だったのです───。
 
 

 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 
 

 
雪平なの


歌いたい曲は沢山あるはずなのに、ド忘れして全然関係ない帰り際に思い出す【5】(後半)2018年11月11日23時16分

前回の続き。
 
 
待ち合わせの時間まであと10分くらいありました。
 
辺りを見回すと・・・お爺さん、お婆さんが4〜5人程しか居ません。
 
駅のホームに設置されている電光掲示板には[ ○○○ 53分 ]と表示されていました。
 
 
”今は50分だから、あと3分くらいでゆうすけさんに会える・・・。”
 
と考えていた所に、ゆうすけさんから私の服装を教えてほしいというメールが届きました。
 
服装の特徴を書いて返信すると、同じようにゆうすけさんも今日着ている服を教えてくれます。
 
 
 
 
すると、改札の向こうから続々と人の流れが。
 
私はキョロキョロしながらメールに書いてあった服装の人物を探します。
 
”・・・・・あ、もしかしてあの人かもしれない”
 
目が合ったような気がして、私はペコっと会釈をしました。
 
その会釈に気づいたかどうかは謎ですが、
ゆうすけさんと思われる人物は何故か急に立ち止まり、
通路の端の方に移動してカバンからスマホを取り出しました。
 
 
”ん?・・・あの人じゃないのかな?”と思ったのと同時に、手に持っていたスマホが震えました。
 
[ 今、なのさんっぽい人を見かけたんですけど・・・・そうですか? ]
 
[ はい、そうです! ]
 
そのメールを確認したのでしょうか。
 
 
ゆうすけさんらしき人は再び改札に向かって歩き始め、そして・・・
 
 
 
「なのさん?初めまして・・・ゆうすけです。」と恐る恐る私に声をかけました。
 
「は、初めまして!こんにちは!」
 
「良かった、無事に会えましたね。
・・・こういうの初めてだから、なのさんだって分かっていてもすぐに声をかけにくくて^^;」
 
「そうですよね。私もタイミングを見計らってました^^;」


「ですよね^^;」


「はい^^;」




「・・・・。」




「・・・・。」
 
会ったばかりだからでしょうか?
それとも私がむちゃくちゃ緊張してるからでしょうか?会話がスムーズに続きません。
 


「・・・あ、あのっ。」
 
「はい。」
 
「お腹空いてませんか?」
 
「そうですね・・・空いてます」
 
そしたら、まずはご飯食べに行きましょうか。この近くにお店があるので」
 
「はい、行きましょう」
 
「こっちです」と言いながら歩き出した私の後をゆうすけさんが着いていきます。
 
 
 
前から食べたいものをリサーチしていたのですが、
[ 何でもいいですよ ]という、女子みたいな回答が来たので、
駅からも近く、万人受けする某ファーストフード店(※ヒントは白いMのロゴマーク)に決めていたのです。
 
 
 
ものの数分でお店に到着。
 
店内は比較的空いていたのでそのままお店入ることが出来ました。
 
適当なテーブル席に荷物を置き、注文をしにレジへと向かいます。
 
番号札を受け取って先ほどの席に座りました。
 
 
頼んでいた料理が来る前に、少し喋っていたはずなのですが・・・
緊張のあまり何を話していたのか覚えていませんorz
 
 
 
何かしらの話をしていると頼んだ料理が運ばれてきました。
 
包み紙をあけ、食べようとした手が止まります。
 
”あ・・・普通に食べたらマズいかな?”
 
いつもの私なら、大きく口を開けモグモグ食べるのですが、
それだとゆうすけさんに[ 女の子らしくない ]と思われないかが心配で、大きく口を開けないよう気をつけながら食べ進めました。
 
電話の時と同様にかなり喉が渇いていたので、炭酸ジュースの減りが早かったです。
 


「俺、○○ばっかり行ってからここは久しぶりに来ました。
こっちも好きなんですけどね・・・近くに無くて^^;」
と、某ファーストフード店(※黄色いMのロゴマーク店)をこの場で口に出しちゃうゆうすけさんは天然かもしれません。
 


「どっちも美味しいですよnヒック」
 
炭酸ジュースのせいでしょうか?このタイミングでまさかの【ひゃっくり】が出始めました。

 
「??」
 
「あ、ごめんなさい今のhヒック。いえ、ひゃっくりが急に始mヒック。」
 
ひゃっくりのせいで、非常に話しづらい\(^O^)/

 
「大丈夫ですか?」
 
「ヒック・・・だ、大丈夫でsヒック」
 
止めたいのに、止まらなくて堪えようとしてもひゃっくりをする度に肩が勝手に上がります。
 
「ところで今・・・【 ひゃっくり 】って言いましたか?」
 
「そうでsヒック。はい」
 
「【 しゃっくり 】じゃなくて?」
 
「え?」
 
「ひゃっくりって言う人初めて見ましたww」
 
「!」
 
ある意味、衝撃でした。
 
だって・・・生まれて初めて指摘されたから。
 
誰かにひゃっくりと教わったのか、それとも聞き間違いで覚えたのか定かではありませんが、
 
とにかく【あの症状】は私の中で【ひゃっくり】という理解をしていたのです。
 
【ひゃっくり】なのか【しゃっくり】なのかはさて置き、
 
 
 
 
そんな事よりも・・・
 
 
 
 
”今、ゆうすけさんが・・・笑った?”
 
 
私が見るとゆうすけさんはすぐ顔を下に向けたので、一瞬しか分かりませんでしたが確かに笑ったはず。
 
 
 
 
───実は、駅で初めて会ってから今まででゆうすけさんの笑顔はありませんでした。
 
無論、無愛想だったとか不機嫌な顔をしていたわけではなくて。
 
愛想笑い的な笑顔はあったものの、声に出して楽しそうに笑った顔を見る事無かったという意味合いです。

 
 
 
その上、私もゆうすけさんもお互いの顔をじっと見ながら会話出来ていなくて、
 
私が見るとゆうすけさんが目を逸らし、ゆうすけさんが見ると私が目を逸らす・・・その繰り返し。
 
 
そんなグダグダなやり取りの中、
ゆうすけさんが私との会話の中で(一瞬でも)笑ってくれたのです。
 
私は心の中で
”ひゃっくりありがとう!
ありがとうひゃっくり!”と、ひゃっくりに謎の感謝を伝えました。
 
 
が、
 
 
このせいで上手く喋れないからひゃっくりが厄介な事に変わりありません。
 
「なのさん、フーッて息を吐いてみてください。全部息を出すイメージで。」
 
「フーーーーー・・・・・」
 
言われた通りに息を吐きました。
 
「そしたら、今度はなのさんが吸える限界いっぱいまで息を吸ってください。」
 
「?
スーーーーーー・・・・。」
 
”何でこんな事言うんだろう?”と思いましたが、言われた通りに息を吸います。
 
「で、そのまま息を止めてください」
 
”息を止める!?”


 
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


 
”く、苦しい。。。”
 
 


っっ!
はぁ・・・はぁ、はぁ・・・。」
 
止めていた息を急に吐き出した反動で、ゴホゴホと咽ました。
 
「・・・どうです?しゃっくり止まりましたか?」
 
私の場合、ひゃっくりしてる間は喋っても出ますが、せきをしても出ます。
 
なので、さっき咽た時に止まっていなければひゃっくりが出てしまうはずなんですけど・・・・出ません。
 
・・・止まりました!」
 
「良かった^^」


「さっきのは、ひゃっくりを止める方法だったんですね。
私がひゃっくり出始まると、友達は驚かせて止めようとしてたのでそれ以外知りませんでした」
 
「俺は逆にその止め方が初耳ですw」
 
 
 
ひゃっくりが落ち着いたところでお店を出て、マンガやゲームが売っているお店に向かいます。
 
 
 
私達が出会うキッカケとなった[ とあるアニメ ]のマンガやゲームの新作を探したり、
お互いの好きな作品を紹介し合いました。
 
 
 
 
時刻は午後4時半頃。
 
お店を出た後は・・・ノープランでした。
 
 
 
「なのさん、小腹空きませんか?」
 
「あ、そうですね・・・そしたら何か甘いものでも食べましょうか」


「ですね。」


「甘いものだったら何でも好きですか?」


「はい^^」


”男性で甘いもの好きだなんて・・・可愛いw”
 
ゆうすけさんの為に良い感じのお店を紹介しようと考えますが、

この辺にはお世辞にもオシャレなパンケーキの店やインスタ映えするようなジェラート店なんて、ありません\(^O^)/
 
 
考えに考えて、搾り出した答えを恐る恐る投げかけてみました。
 
「えっと・・・近くに、大判焼きのお店があるんですけど、、、。」
 
そのお店は私が小さい頃から家族や友達と行っていたお肉屋さん。
 
”お肉屋さんに大判焼き?”というツッコミが飛んできそうなので先に説明しておくと、そこで大判焼きも売っていたんですよ。
 
それが美味しくて評判だったので、私のように大判焼き目当てで訪れるお客さんは結構居たみたいです。
 
 
 
「大判焼き?・・・良いじゃないですか、行きましょう☆」
 
テンション上がってるゆうすけさんに拍子抜けしつつも、ホッと胸をなでおろす私。
 
「ここからどれくらいの所にありますか?」
 
「あ、お店は・・・あそこです。」と言って、
道路の反対側に建つ、小さいお店を指差しました。
 
「へ?あそこですか?」
 
反対側の通りに繋がる横断歩道を渡りながら、困惑しているゆうすけさんに↑の説明を追加します。
 
 
 
 
大判焼きのメニューはあんことカスタードの二択。
 
「なのさんは何にします?」
 
「私はあんこで。」
 
それを聞くとゆうすけさんは「あんこを2つお願いします」と店員さんに注文し、
2つ分の料金を支払いました。
 
店員さんはお金を受け取ると、出来立てアツアツの大判焼きを渡してくれました。

 
「はいよ、あんこ2つね!熱いから気をつけて〜」
 
ゆうすけさんは受け取った大判焼きのうち1つを私に渡します。
 
「ありがとうございます。あ、あとお金・・・」
 
「お金はいらないですよ。」
 
「えっ、ダメですそんなの無銭飲食です!」
 
「www
人聞き悪いなーw こういうのは、おごりって言うんですよ^^
まぁ、80円なんておごったうちに入らないような気もしますけど^^;」
 
「ええ・・・良いんですか?」
 
「はい^^ そんなことより早く大判焼き食べましょう」
 
「ありがとうございます、ごちそうさまです><」
 
「いただきまーす。」と言ってゆうすけさんは大判焼きを一口食べました。
 
”美味しいって思ってもらえるかな・・・”と気になって、ゆうすけさんの横顔をさりげなーくチラ見。
 
「・・・うん、美味しい」
 
「ですよね!」
 
ゆうすけさんの美味しいが聞けて安心した私は、自分の大判焼きを食べ始めました。
 
で、大判焼きを食べ終われば30分程前の悩みが再発します。
 
 
 
”次は・・・どうしよう。
あれ?というか、ゆうすけさんは何時まで大丈夫なんだろう?”




「ちなみに、ゆうすけさんは今日何時まで居れますか?」


「そうですね・・・6時くらいです」


”6時ってことは、あと・・・残り1時間は大丈夫なんだ。


でも、1時間って微妙だなー^^; 
あんまり遠くは行けないしここら辺で良さそうな場所は・・・・”






「えっと、ゆうすけさんが大丈夫ならの話ですが、
ここから少し坂道を上ったところに私の好きな場所というかオススメの場所があるんです。


が、ちょっと歩くの大変かもしれません」


「全然大丈夫ですよ、是非とも連れて行ってほしいです」


「そしたら、さっそく行きましょう」
 
咄嗟に思いついた[ とある場所 ]ですが、そこは夕暮れ時に行くのが個人的にはベストでした。
 
”日が沈む前に着かなきゃ・・・。”
 
先ほど歩いていた商店街の通りを抜け、そこからクネクネと細い道を進み坂道を上ります。
 
この道は通常、神社へと続く道なのですが途中から別の道に続いているんです。
 
まぁ、でもその道は舗装されていないし一見行き止まりに見えるので、通る人はまず居ないと思います。
 
 
そんな、隠しルートを進んだ先にあるのは・・・。
 
「着きました。
私、ここから見える街の景色が好きなんです。」
 
 
 
 
もちろん、高台なんてここ以外にも沢山ありました。
 
だけど、高さや町並みの見え方等を総合的に見るとココが一番綺麗なんです。
 
地図に載っているような場所じゃないので、一人でボーっと眺めたりしても誰の邪魔になりませんし。落ち着きます。
 
 
そんな、私イチオシの景色をゆうすけさんも見ていました。
 
「・・・・・・・。」
 
ゆうすけさんは何も言わずにただ、夕日に照らされている町並みを見ています。
 
そして、
「綺麗だなぁ・・・」と独り言のように呟きました。
 
「良かった。これでもしゆうすけさんが微妙な反応してたら、
歩きにくい道を歩かせてしまっただけになっちゃうので^^;」
 
「いやいや、これは坂道を上った甲斐がありますよ」


「ホントですか!」


「はい^^」




「・・・・・。」




「・・・・・。」


 
最初に駅で会ったときのように会話が止まる二人。
 
でも、なんだかこの時の無言には焦りを感じませんでした。
 
しばし無言のまま、町並みを眺めます。
 
 
「・・・・・。」
 
 
「・・・・・。」


 
「ところで、どうやってこの道見つけたんですか?」
 
「あ、それは小5の頃男子と探検ごっこしてた時に私が見つけたんですよー」と、言った瞬間めちゃくちゃ後悔しました。
 
 
し、しまった 


本当の事を言ってしまった・・・。
ゆうすけさんの前では[ おしとやかな私でいる ]って決めてたのに><;”
 
これではもう誤魔化しが出来ません。
 
「探検ごっこ?」
 
”どうしよう、変な奴だって思われた・・・orz”


「い、今はもちろんそんな事してませんよ?」
 
今更言ったところで何のフォローにもなっていません。
 
「なのさんにもそんな時代があったんですねー・・・意外です。」そう言って、ふふっと笑うゆうすけさん。
 
「意外、ですか?」
 
「はい。なのさんは清楚で女の子らしいイメージがあったので」
 
”私が清楚で女の子らしいだなんて、どう脳内変換したらそうなるんですかwΣ(゜Д゜)”
 
「えっ。そう見えます?」


「見えますよ。言われませんか?」


「そ、そんな事初めて言われました!


・・・ちなみに、こんな奴ゆうすけさんだったらどう思いますか?」


「え、どうって?」


「いや、ほら・・・男子みたいな遊びするような女子は変なのかなー、と・・・。」
 
「俺は良いと思いますよ、活発的で^^」




”活 発 的 w (゜д゜)”


 
ゆうすけさんの菩薩のような発言に驚きを隠せない私。
 
オロオロしていると、ゆうすけさんはバックから何かを探す素振りをしました。
 
「どうしました?」
 
「あ、いや・・・今何時かなーと。」
 
「あ!ごめんなさい、そうですよね」
 
私はポケットからスマホを取り出して時間を確認しました。
 
「もう6時になるところです。
長いこと引っ張り回してしまってごめんなさい><;」
 
「いやいや、謝らなくて大丈夫ですよ。
まぁ、でも確かにそろそろ戻った方が良さそうですね。」
 
 
来た道を引き返し、駅へと向かいます。
 
 
 
改札前で別れようとした時、
 
「あ、そうだ。」と言ってゆうすけさんは何かを思い出したように、持っていたバックを漁り始めます。
 
「?」
 
バックから1枚の封筒を取り出すと、私に手渡しました。
 


「これは、俺が居なくなってから見て下さい」
 
「え?・・・あ、はい。」
 
「辺りは薄暗くなっているので、気をつけて帰って下さいね」
 
「ありがとうございます。ゆうすけさんもお気をつけて^^」


「はい。では・・・また。」


「はい。」
 
お互いに手を振り合い、
ゆうすけさんは改札を抜け、去り際にもう一度手を振ってくれました。
 
その姿を見送った私は封筒をバックの中にそっとしまい、小走りで家に帰りました。
 
続く
 
 
【第6話 予告】
 
いつものようにメールして、
いつものように電話して。
 
なのの毎日にはゆうすけさんが居ました。
 
ゆうすけさんはいつしか、なのを意識していたようで、
そんな自分の気持ちと向き合う事に決めたのでした───。
 
 
 

 
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 
 
雪平なの


歌いたい曲は沢山あるはずなのに、ド忘れして全然関係ない帰り際に思い出す【5】(前半)2018年11月10日19時42分

前回の続き。

 
次の週の月曜日、
学校帰りに寄ったいつもの喫茶店で、
サキに【ゆうすけさんと会う事になった】という報告をしていました。
 
「いつ、どこで会うの?」
 
「えっとね、今週の土曜日に・・・こっちの○○駅前に集合。」
 
「てか、ここら辺って何も無いけどw」
 
「そうなんだよねー・・・^^; 
お昼集合だから、まずはご飯食べて・・・。


その近くにゲームとかマンガとか売ってるお店あるでしょ?そことかブラブラする感じかなー。」
 
「まぁ、それが無難だね(笑)」
 
「・・・実はさ、
あの時(金曜日)は気持ちが先行して、会うって事にしたんだけど、
電話切った後冷静に考えたら・・・やっぱり会わない方が良いのかな。って思ってきた。」
 
「えっ、何で?


・・・あ、そっか。元々ネット上でのやり取りだからそういう意味で心配って事?」
 
「ううん。そこは心配してないよ。
だって、ゆうすけさんが仮に私の事騙そうとしてたらもっと早い段階で会おうとすると思うし。
それに、今までのやり取りに疑うような要素は0だもん。」
 
「じゃあ、大丈夫じゃん。会わない方が良い理由なんてどこにも無いけど?」
 
「あるよ・・・。」
 
「え?なんかある?」
 
「だって・・・。


私、






可 愛 く な い もん!!」
 
 
突然の[ 可愛くない発言 ]にサキは一瞬固まり、そして・・・。
 
「ブハッw 何それwww」
 
飲もうとしていた水を軽く吹きました。
 
 
「えっww ちょっとw大丈夫?」
 
私はそう言うと、自分のおしぼりで濡れたテーブルを拭きながらサキのおしぼりを手渡しました。
 
サキはそれを受けとり、
「ごめんごめんw なのが急に変な事言うから・・・^^;」と言って口元を拭きます。
 


「可愛くないのは自覚してるけどさ、、、。」




”吹出すほど笑わなくても良いのに・・・”

 
 
「違う違う(笑) 
なのが可愛くないって意味で笑ったんじゃなくて、


なのが[ そういう事考えるようになった ]って事に驚いたというか、良い意味で[ 変わったなー ]って思ったの。」
   

「??」
 
「だってさ、
なのってぶっちゃけ・・・自分の見た目を気にした事無いでしょ?」
 
「あ、確かに・・・。」
 
 
 
思えば、小学5、6年生くらいから周りの友達は段々とオシャレに目覚めると言いますか、
 
ネイルやファッション、メイクの事を調べたりそういう雑誌を見たり買ったりするようになっていました。
 
でも、
その時私がしていた事と言ったら・・・・
 
男子に混じって校庭でサッカーやドッチボールをして遊んだり、
ゲームの攻略法や必殺技を男子に伝授したり、
男の子が遊ぶような事が好きだったり、
男の子が欲しいと思うものを欲しがったり、、、。
 
 
挙句の果てには「女ってめんどくせーよな。」と、男子が私に言ったその気持ちが何故かちょっと分かっちゃうくらい、
見た目も中身も[ 女の子らしい ]という言葉は似合わないし、程遠いような存在でした。
 
ただ唯一、気にしていた事とすれば[ 髪を伸ばす ]くらい。
(※なのの[ 髪エピソード ]については過去の日記に書いてるので気になる方が居ましたらそちらへどうぞ)
 
 
「気にしてるなら、出来るとこからやっていったら良いんじゃない?」
 
「例えば?」
 
「色々あるけどさ・・・」と言いながらサキはスマホを見ました。
 
「あ、もうこんな時間か。なのが明日大丈夫ならさっそく明日見に行こ!」
 
「明日は大丈夫だけど・・・行くってどこに?」
 
「それは明日のお楽しみって事で(笑)」
 
「ええw」
 
 
 
 
 
 
次の日。
 
バスに揺られながら、昨日サキが言っていた[ お楽しみな場所 ]へ向かいます。
 
で、着いた場所は・・・
 
「え?100均?」
 
「そう、なのが好きな100均w」
 
”100均に何の用があるんだろう?”と考えている私を他所に、サキはとあるコーナーへ向かい歩き始めました。
 
「ガッツりメイクはしなくて良いというか、そこまでする必要は無いから・・・。
とりあえず、今は肌とか髪の手入れかな。」
 
サキはそう言いながら、棚に並べてあるボトルを見比べていました。
 
「化粧水? 化粧水って、
化粧してる人が付ける水じゃないの?」
 
その一言にサキは瞬時に振り返り、驚いた顔で私を見ます。
 
「冗談でしょ?」
 
「え?違うの?」
 
「全っ然違う!全く違う!!w」
 
「めっちゃ強調するじゃん^^;」
 
「化粧水は肌を整える為に使うものだから、化粧してるしてないは関係ないよ」
 
「化粧を落とす水かと思ってた・・・。」
 
「なの・・・・ちょっと静かにして(笑)」


「ごめんなさい、黙ります^^;」


「なのの事だから、ここら辺のコーナーはいつも通過してたでしょ」


「うん、完全にスルーしてた。」


「100均でもコスメは売ってるんだよー。 
ドラックストアとかでも売ってるけどさ、初めて買うならお試しって事で100均の方が良いと思うし。


まぁ、安いにはそれなりの理由があるから全部100均で揃えるってのはやめた方が良いと思うけど。」


「どれが良くてどれがダメなのか私にはさっぱり・・・^^;」
 
「でしょうね(笑)」


その後も、サキは選んだ化粧品の用途や効果を1つずつ説明してくれました。
 
結局、100均で購入したのは化粧水や乳液、チークやリップなど必要最低限の物を幾つか。
 
100均を出た私達はそのままサキの家に向かい、先ほど購入した化粧品の使い方を教わりました。
 
 
 
 
 
その日の夜から、入浴後はサキに選んでもらった化粧水や乳液を塗り、軽く足のマッサージをしたり、
髪にオイルを付けたり・・・とにかく教わったことを実践します。
 
 
 
 
 
それから数日が経ち、
ついに土曜の朝を迎えました。
 
 
ゆうすけさんとはお昼頃に集合ですが、その前にサキの家に寄っていた私。
 
「何か変わったかなー・・・。」
 
「まぁ、ガラっとは変わらないけどさ、
何もしないよりは確実に変わってるよ。」
 
「そっか。」
 
「なの、ちょっとメガネ外して。」
 
「うん。」
 
私がメガネを外すと、サキは私のまつ毛にビューラーをあてました。
 


「うわ、自分のなら簡単だけど人にやる事ってまず無いからめっちゃ怖いw」


「私も怖いww」


「ちょっと!w 瞬きしないでw」


「違うの、瞬きしないようにしたいのに勝手に閉じちゃう^^;」


「もう自分でやってw」
 
サキにビューラーを手渡され、おぼつかない手つきでビューラーを扱い・・・なんとかまつ毛を上げることに成功。
 
メガネを掛け、チークとリップを塗り・・・終了かと思ったら、サキは立ち上がり「ちょっと待ってて」と言い残し部屋から出て行きました。
 
 
すぐに戻ってきたサキが手にしていたのはヘアアイロン。
 
コンセントに電源プラグを差し込み、温度を調節します。
 
「髪を真っ直ぐにするだけでも印象変わるよ。
綺麗な黒髪してるのに、なのは手入れしないからボサボサなんだもんw」


「乾かすの面倒くさくてさー、、、いつも自然乾燥なんだよね」


「ダメだよ、今日からちゃんと乾かすこと!」
 
「はーい^^;」
 
すると、ピピピッとヘアアイロンが温まった事をお知らせする音が聞こえました。
 
「(アイロンするから)後ろ向いて」
 
背を向けるようして座り直すと、サキは慣れた手つきで私の髪にヘアアイロンをかけていきます。
 
「おお、なんか温かいw」
 
「アイロン自体は150度に設定してあるから、直接触ったら火傷するよ?w」


「え!?怖っw」


「・・・・・よし、出来た。
あと、オイル付けてっと・・・・。
はい、完成♪」
 
サキは近くに置いてあった手鏡を私に向けます。
 
「えっ凄い!サラサラになってるー」
 
自分の髪を触ると、手触りも滑らかになっている事に気づきました。



「ね?アイロンしただけでも変わるでしょ?」と、サキは得意げに笑います。


「すごいすごい!サキ、ありがとう^^」


「どういたしまして(笑)


あ、そろそろ行く時間じゃない?」
 
「ほんとだ。・・・・どうしよう、
気にしないようにしてたのに何か具合悪くなってきた><;」


「今更ドタキャンはやめてあげてw」


「いや、もちろん行くには行くんだけどさ・・・(気分的に)吐きそうw」
 
「ちょっとw ホントに大丈夫?^^;


あ、というか・・・髪を耳にかけた方が良いかも。
前髪も横の毛も全部真っ直ぐだと貞子みたいになっちゃうw」
 
「誰が貞子だw」

 
サキにアメピンを1本貰い、少し分けた前髪を止めて片側の髪の毛を耳にかけました。


「うん、その方が良いね^^」
 
「ありがとう。・・・よし、じゃあそろそろ行くね」と言い、
サキに見送られつつ家を出て、そこから5分ほど歩き駅に到着しました────。
 
 
続く

 
 
【第5話】は文字数の関係上、前後編に分けました(^ω^;)
 
後編は近日公開しますのでしばしお待ち下さいm(_ _)m
 
 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 
 
雪平なの


歌いたい曲は沢山あるはずなのに、ド忘れして全然関係ない帰り際に思い出す【 4】2018年10月28日21時59分

昨日ご帰宅いただいたご主人様、

アンケート書いてくれたご主人様、
なのイベ希望してくれたご主人様、
日記にいいねしてくれた方
 

 
 
この日は西川口駅周辺で仮装したちびっ子を何度も見かけました
 
共通しているのは仮装しているって事と、何かの地図?(パンフレット?)を手にしているって事と、
特定のお店に集まっている事( °_° )
 
どうやら、その地図(らしき何かw)に記載されている店舗に仮装して行くと、
お菓子やオモチャをもらえるイベントを開催していたようです
 
 
”そっか、ハロウィン近いもんねーと、一瞬納得しかけたのですが、
 
冷静に考えたら、、、
 
(物凄く失礼な事を重々承知の上で書きますが)何故この場所で?
こんな場所でやって果たして問題無いのでしょうか?
 
だって、この付近は
 

 
 
というお店が沢山あるじゃないですか
 
 
そんなピンクなお店が立ち並ぶピンクな通りに園児や小学生がウロウロしてる光景は異様だと思いまs(殴)
 
ちなみに、
お店(楽園ビル)に入ろうとしたタイミングで、
向こうからゾロゾロ歩いてきたちびっ子達とすれ違ってしまいめちゃくちゃ気まずかったのはここだけの秘密(;・∀・)←
 
 

 
 
 
 
前回の続き。

 
 
 
二回戦当日の朝がやってきました。
 
[ なのさん、おはようございます。 
先ほど、バスが球場に向かって出発したところです。
なのさん達はもう向かっている最中ですか? ]
 
[ おはようございます!
はい、そうですね。
うちの高校の方が野球場から遠いので^^;
あと1時間くらいで到着予定ですよ。 ]
 
[ それだと・・・到着は同じくらいか、なのさんの高校の方が少し早いかもしれませんね。 ]
 
[ ちなみに、ゆうすけさんは応援団ですか? ]
 
[ まさか(笑) ]
 
”もし、応援団だったらかなり絞られるけど・・・そっか、普通に応援してるんじゃまず分からないよね。”
 
「どう?向こうは今どこら辺だって?」
 
隣に座っていたサキはそう言って、イカそうめんを食べながら私のスマホを覗き込みました。
 
「あ、一本ちょうだいw
・・・んとね、同じくらいか私達の方がちょっと先に着くみたいだよ。」
 
「出待ちでもしとく?( ̄▽ ̄)」
 
「いやいやw」
 
「やっぱこれで頑張るしかないかー・・・」と言いながらサキは自分のカバンから双眼鏡を取り出しました。
 
「ホントに持ってきたの?(笑)」
 
「もちろん♪」
 
などと話しているうちに、バスは野球場の駐車場に入ります。
 
バスが停車して、降りようとしたその時。
 
「あ!なの!!」
 
「えっ?」
 
「ほら!あのバス・・・○○高のバスじゃない?


てか、そうだよ!高校の名前書いた紙貼ってある!」
 
 
「!」
 
サキが指を指した方向へ振り返ると、
こっちに向かって近づいてくる複数台の大型バスが見えました。
 
ぼんやりとしか確認出来ませんが、
確かにゆうすけさんが居る高校名が書いてある気がします。
 
すると、片手に持っていたスマホが震えました。
 
[ もしかして、なのさん達も今着きました? ]
 
[ はい!ゆうすけさん達のバスが見えます! ]
 
[ やっぱり。 ]
 
[ 何号車に乗っていますか? ]と、送ろうとしたのですが「早く降りろー」という引率の先生の声に焦り、
そのメールを送ることなく駆け足でその場を去りました。
 
どうやら、私達が駐車場を離れたのを確認してからでないと向こうの生徒は降りないようです。
 
 
 
「くっそー・・・さっき○○高の人達を見れる唯一のチャンスだったのに。」


「ゆうすけさんに聞く前に移動しちゃったから、結局どこに乗ってたのか分かんなかったや」


「バスはしょうがないとして、
ざっくりでも良いから彼が居る客席の位置を教えてもらったら?」


「そ、そうだね・・・。というか、
どうしよう、、、もう応援どころじゃないんだけど><
せっかく覚えた振りも忘れそう(笑)」


「落ち着け(笑)」

 
”とりあえず、ゆうすけさんにメールっと・・・。”


[ 私は手前の段の左の方に居ます。ゆうすけさんはどこに居ますか? ]
 
[ 俺は、奥の段の真ん中辺りですね。手前から1年、2年、3年の順に並んでます ]
 
「奥の段の真ん中辺りだって!」
 
「おっけー。」
 
サキは用意していた双眼鏡を使って向こう側の客席を確認しますが・・・・
 
「あれ、全然ズーム出来ないからあんま意味無いわw」
 
「ええw」
 
そんなこんなで、ゆうすけさんの姿は確認出来ないまま試合が始まりました。
 
試合中はスマホ禁止なのでゆうすけさんと連絡は取れません。
 
たまに、向こうの客席(特に奥の段の真ん中辺り)をチラっと見て、
”ゆうすけさんも一生懸命応援してるのかなー”と勝手に妄想したり、
”ゆうすけさんの制服ってブレザーなんだ・・・”と、新たな発見もありました。
 
 
肝心の試合はと言うと、ゆうすけさんの高校が快勝という結果で幕を閉じます。
 
試合の余韻もそこそこに、球場を後にし駐車場へと向かう途中、パラパラと弱い雨が降ってきました。
 
「今日って雨の予報なんかあったっけ?」
 
「ううん。今日は降水確率低かったと思うけど、、、
まぁ、天気雨だしすぐ止むよ。」
 
私の予想通り、雨はバスが駐車場を出発してから10〜15分程度で止みました。
 
ふと、バスの窓から外を見ると空に小さい虹が。
 
 
”虹だ!・・・ゆうすけさんに送ろうっと。”
 
 
手に持っていたスマホのカメラを起動して、空を映します。
 
若干ブレましたが、なんとか虹を撮ることが出来たのでさっそくメールを送ろうとしたら、
既にゆうすけさんからメールが届いていました。
 
[ なのさん、応援お疲れ様でした^^
直接会うことは無かったですが、
同じ空間になのさんが居るって思うともう試合どころじゃ無かったです(笑)


なのさんの高校も女子はブレザーなんですね。
俺、学ラン派だからなのさんの高校の男子が羨ましいw ]
 
 
”あ・・・ゆうすけさんも私と同じ事考えてて、
同じ事気づいてたんだ。”
 
 
返信しようとしたら、更にメールが届きました。
 
[ そうそう。さっき虹が出てましたよ。
虹を見ると良いことがあるそうなんで、貼っておきますね。
我ながらよく撮れた一枚です(笑) ]


 
”あれ、また同じことしてる(笑)”
 
スマホを見ながら、思わず笑みがこぼれます。
 
 
 
”良い事なんて、






もう・・・ずっと前から起きてますって。”





 
[ ゆうすけさんもお疲れ様です!そして三回戦進出おめでとうございます!
こっちは、沢山練習して覚えたはずの振りが所々抜けちゃって大変でした(笑)
ブレザーは学校によってデザインが様々で個性があるので学ランより良いと思いますよ^^


写真ありがとうございます。 
私も虹を撮ろうとしてたんですけど、
ゆうすけさんのように上手くは撮れなかったです^^; ]
 
と、書いたメールにさっき撮影したブレブレな虹の写真を添付して送信しました。
 
 
 
 
 
次の日の昼休み。
 
私と友達合わせて6人くらいで雑談するのはいつもの事ですが、
最近は、そのうちの何人かの恋愛話を聞くのがブームというか話題の中心になっていました。
 
高校に入学してからまだ3ヶ月も経っていませんが、
中学から付き合っているカップルも居れば、中学からずっと片想いの子や、高校に入学してから片想いしてる子も居ます。
 
人によってはこういう話を[ノロケ]だと解釈して、
それを聞くのは嫌だったり苦手だと思う人も居るらしいですが、私は平気・・・いや、むしろ好きです。
 
だって、
凄く楽しそうに、時に照れながら一生懸命話している友達の表情はキラキラしてて、とても幸せそうで、凄く可愛いから。
見てて癒されるんです。
 
(両思いの場合は)この間のデートはこんな感じだったとか、こんな事言ってくれた、
○○してくれたとか聞くと、この先もずっと友達と彼氏さんが仲良しでいられますようにって思うし、
(片想いの場合は)両思いになれるように頑張ってるんだなーっていうのが伝わりますし、応援したくなります。
 
もちろん、幸せな報告ばかりではなくてケンカしちゃったとか、倦怠期とか悩みとか相談の話になる事もありますが、
大半はハッピーな話だから聞いてるこっちの心までぽかぽかしてきます。
 
 
 
その日の学校帰りは、
サキと二人で行きつけの喫茶店へナポリタンを食べに行きました。
 
他にもホットケーキとかグラタンとか、、、何でも美味しいんですけど私達のお気に入りはナポリタン。
 
料理は凄く美味しいのに、場所に問題がある(地元の人じゃないと気づかないような場所にある)からなのか、
店内は騒がしくなく、落ち着いていて居心地が良いのもよく通っている理由の1つです。
 


「りんちゃん、念願叶ってケイタ君と付き合えて良かったよね。
この間は隣のクラスの子が告白してOKもらったって聞いたし・・・続々とリア充が増えてる(笑)」
 
私はそう言うと、ナポリタンが待つ間に運ばれてきた水を一口飲みました。
 
サキは水を飲まず、
右手に持ったコップをただ見つめています。
 
「・・・サキ? どうしたの?」
 
 
すると、サキは目線をコップから私に変え、「なのは、どう思ってるの?」と、聞いてきました。
 
「え?幸せな事だと思うけど・・・。」
 
「じゃなくて。 
なのは皆の恋バナ聞いて羨ましいなーとか、そうなりたいなーとか思わないの?って事」
 
「羨ましい?
そもそも、相手が居ないんじゃ思いもしないよ(笑)」
 
 
 
恋なんて、誰かがするものであって、
 
私はそれを聞いているだけで十分。
 
 
私にとって恋愛はファンタジーであり、恋バナは非現実的な物語を聞いているような感覚でした。
ディズニー映画のように、キラキラで、ワクワクで、心が満たされるような素敵な話ではあるけど、
 
実際には起こり得ない・・・私には関係の無い事。
そう思っていました。
 
 
「彼は、なのの何?」と、サキは続けて私に問います。
 
「何って・・・」


”そんな事、考えた事も無かった。”
 


「二人はずっとこのままで良いの?」
 
「私は、今のままで十分楽しいよ。」


「彼もそう思ってると思う?」


「え、、、楽しくないって事?」


「違うよ、そうじゃなくて。」


”サキは何が言いたいの?違うって、何が?”
 
考え込んでいると、ナポリタンが運ばれてきました。
 
「とりあえず、食べよっか。」

 
「あ、うん。」
 
考え事をしているからでしょうか。その日のナポリタンはあまり味がしませんでした。
 
「うちから見た感じだと、なのと彼は相性が良いと思うよ。
じゃなきゃ、会ってもいない人とこうやって何年もやり取り続けられないでしょ。」


「うん。
ゆうすけさんはどうか分からないけど、
好きな事とか考え方とか似てる気がして、やり取りしてて凄く楽しい^^」


「・・・問題は、二人とも超が付くほどの奥手って事だけど・・・。


「ん??」


「いや、こっちの話^^;」
 
その後は別の話題に切り替わったので、
サキの言葉の意味は分からないまま喫茶店を出てそれぞれの家に帰りました。
 
 
 
宿題やHPの更新や入浴を済ませてベッドに寝転び一息ついていると、ゆうすけさんからメールが。
 
[ 唐突ですが、なのさんって電話は苦手ですか? ]


[ いえ、苦手じゃないですよ^^ ]


[ もし良ければなんですけど、






今度・・・電話で話してみませんか? ]
 
 
”でっ、電話!?
ゆうすけさんと!?”
 
本当に唐突な内容に思わず起き上がり、メールを二度見しました。
 
驚きつつも、[ 全然良いですよー と返信。
 
[ やった☆ 
そしたら・・・さっそくですけど、明日の20時頃とかどうですか? ]


[ はい、大丈夫です^^ ]


[ ありがとうございます。 
じゃあ、今日はもう寝ますね。
お休みなさい(vωv) zZZ ]
 
 
 
 
次の日。
 
 
 
さっそく、サキに電話の件を報告しました。
 
「マジか!・・・良くやった、彼!」


「ゆうすけさんが褒められてる(笑)」


「だってさ、いつまでもメールのやり取りってだけじゃつまんないでしょ。」


「つまんなくは無いけど・・・まぁ、実は私もゆうすけさんの声ってどんな感じかなーと気にはなってたから、
向こうから電話の誘いがきてラッキーというかこっち的には凄くありがたい(笑)」


「どんな声してると思う?めっちゃイケボだったらどうする?」
と、サキはニヤニヤしながら聞いてきます。
 
「イケボってww うーん、どんな感じだろうね・・・。」
 
 
 
約束している電話の時間が近づくにつれ、<ゆうすけさんの声が聞ける>という実感が高まってくると同時に、
現実味を帯びてきたと言うか、どんどんどんどん緊張していきました。
 
いつもは家で家族とリラックスモードで食べるご飯も、なんだか喉を通りません。
 
やけに喉が渇き、普段あまり水を飲まない私がいつもの倍以上の量を飲んでいたと思います。
 
 
 
そして、時刻は19時50分。
 
 
”あと10分くらいしたらゆうすけさんから電話がかかってくるんだ・・・。”
 
ベッドの上で謎に正座している私。
そのすぐ手前にはスマホが置いてあります。
 
”無音だから緊張するのかも、、、テレビでも付けようかな。”
 
ベッドから一旦降り、床に転がっていたリモコンを拾い上げ、電源ボタンを押しました。
 
テレビにはバラエティ番組が映し出され、楽しそうに笑う芸人さんの顔が見えます。
 
またすぐベッドに戻ろうかと思ったのですが、
じっとしているのも落ち着かなくて、
 
スマホを持ったまま動物園の熊のように自分の部屋をウロウロと歩き回ります。
 
 
 
ふと、壁掛け時計を見たら時刻はもう20時を過ぎていました。

 
”あれ?20時過ぎてるんだけどな・・・。
もしかしたら、予定が変わって今は難しいのかもしれない”と、考えた私は、
ゆうすけさんに確認しようとメールを送ろうとしたその時。
 
 
 
ヴヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・・
 
 
 
!!
ど、どうしよう、電話かかってきちゃった!!”
 
スっと出れば良いのに、ドキドキしてすぐに出れない私。
 
ヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴ・・・・

 
出るのを躊躇してしまうともう余計に出れません。
 
ヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴ・・・・
 
”出なきゃ!
ここで出なきゃ声聞けないし、話も出来ないぞ私!”
 
自分にそう言い聞かせ、意を決して応答を押しました。
 
 
「もっ・・・もしもし?
 
 
 
・・・・。
 
 
 
”あれ?”








 
ツーツーツーツーツーツー・・・
 
電話に出るのが遅すぎたのでしょう。
着信は切れていました。
 
”しまった・・・。”
 
すると、
ゆうすけさんからメールが。
 
[ 今は電話難しそうですかね^^; 
なのさんが出れる時間帯あれば教えてください。掛け直します^^」 
 
 
”違うんです!ゆうすけさん・・・。
私がヘタレなばっかりに・・・orz”





[ せっかく電話かけてくれたのにごめんなさい!緊張してすぐに出れませんでした><; ]
 
[ そうなんですか(笑)
じゃあまたすぐにかけます^^


掛けてる俺も緊張してるんですから、
これ以上掛け直しさせないで下さいね?(笑)]
 
[ ありがとうございます、次こそはちゃんと出ます! ] 
 
と、メールを送ってから5分もしないうちに、再度ゆうすけさんから着信が。

 
ヴヴヴヴヴヴ・・・・ヴヴヴヴヴ・・・・
 
大きく深呼吸をして呼吸を整えてから、応答を押しました。
 
「も、、、、もしもし?


「・・・・もしもし。」


ゆうすけさん・・・ですか?」


「は、はい。」


「あ・・・・。あの、えっと・・・。
 
電話で話したい事を事前に考えてたはずなのに、全て吹っ飛んでいました。
 
どうやら私の海馬は緊張に悉(ことごと)く弱いようです。
 
ゆうすけさんの声をちゃんと聞きたいのに、自分のドキドキを抑えるので精一杯でした。
 
 
 
「緊張、しますね。 
俺、手汗凄い事になってますよ(笑)」
 


「わっ、私もです。緊張します!すごく・・・。


でも、声が聞けて嬉しいというかホッとしたというかなんというか・・・。
 
「嬉しいって思ってくれて俺も嬉しいですよ。
あ、そうそう。
野球の時、俺の視力がもっと良かったらなーってもどかしかったです。
あの距離じゃ全然見えなくて^^;」
 
終始ワタワタしている私に対し、緊張しながらも落ち着いて話すゆうすけさん。
 
その声を聞いているうちに、
私のドキドキも少しずつ治まっていくのが分かりました。

 
「私も、視力が弱いんです。
普段からメガネをかけてて・・・。
だから、反対側の客席も見えるわけ無くて^^;
ただ、見えないって分かってるのにゆうすけさんが居そうなところをチラチラ盗み見てました。」
 
「盗み見た(笑)」


「あ!い、いや別に変な意味じゃないんです><」




なんて、口が裂けても言えない(笑)”





「ww 分かってますって^^ 
前から思ってましたけどなのさんって言葉の表現が面白いですよね」
 
「え、そうですか?」
 


【面白い】は私の中で言われて嬉しい事の1つなので、純粋に嬉しいんですけど、
ボキャ貧だから(上手い表現が言えなくて)こんな感じになっちゃうだけなんだよなー・・・と、自分のアホさを痛感しました。
 
的確な表現を使えたり言える人ってホント尊敬しますもん。
私なんて、表現が独創的で・・・造語作るわ言葉混ぜるわ勝手に略したりするし^^;
(それが面白いって笑ってくれる周りに感謝ですよ、うん。)
 
「だから、メールしてて楽しいです」
 
あ、ありがとうございます!」

 
・・・そんな感じで、1時間くらい色々お話しました。
 
電話を切った後は熱くなったスマホの画面をティッシュで拭き、ベットに寝転んでいました。
 
スマホの着信履歴を見ると、そこにはゆうすけさんの名前が。
 
”なんというか、優しそうな声だったなー・・・。”
 
さっきまで耳元から聞こえたゆうすけさんの声を思い出すのと同時に、
 
無性に恥ずかしくなりました。
 
”私なんて、緊張でどもってたし、いつも以上に変な事ばかり言ってたし、
テンション上がると早口になるクセ出てたよ・・・。
でも、ゆうすけさんは『また電話しましょう』って言ってくれてたけど・・・。”
 
 
実は、先ほどの電話で今度から毎週金曜の夜は電話しようという話しになっていたのです。
通話料金もかかるので、週交代でかけようって事になりました。
 
 
そんなこんなで、
毎週金曜日の電話が通算6回目になろうとしていた日の夜。
 
いつものように電話でゆうすけさんと他愛ない話をしていて、
そろそろもう寝ましょうかって話になり、
 
「じゃあ・・・また来週ですね。
お休みなs「あ!ちょっと待ってください!」
 
「え、どうしました?」
 
「・・・なのさん。」
 
「はい?」
 
「来週は、
電話お休みにしませんか?」
 
「あ、それは全然大丈夫ですよ^^ 
そしたら、また都合の良い日を教えて下さい。
その時に電話しましょう。」
 
「いや・・・。なんというか、その・・・。」
 
”もしかして、もう電話出来ないというか・・・そういう事?”






「・・・・。」
 
 
 
「・・・・。」
 
 
 
謎の沈黙が続きます。
 
 
 
「ら、来週・・・というか、
来週じゃなくても全然良いんですけど、




電話じゃなくて、、、、




その、、、






直接会ったりする事って・・・出来ませんか?」
 


「・・・・
 
”え?直接って・・・
直接、面と向かって会うって事?えっ?
 
言ってる言葉は理解できるんですけど、状況が飲み込めなくてすぐには反応出来ませんでした。
 
「あ、すみません・・・こんな事急に言われても困りますよね^^;」
 
い、いえ、違うんです。困って無いですよ。」
 
「そしたら、、、俺と会ってくれますか?」
 
「・・・・はい。」
 
「ホントですか!?」
 
「ほんとですよ。」
 
「ありがとうございます!」
 
 
二人きりで会う約束をしたその日は、
ウルフさん(ゆうすけさん)と知り合ってから約5年と半年が経過していました─────。
 
 
 
続く

 
 
 
【第5話 予告】
 
今度こそゆうすけさんに会える事になりましたが、
なのには1つ[気がかりな事]がありました。

 
その[気がかり]を解消すべく、奮闘するサキ。
 
ドキドキの初対面は果たして上手くいくのか・・・?
 
 
 
 
 
 

 
 
余談ですが、
お店用にmyメガネを用意しました
 
 
メガネはもちろんお店に用意があります。
 
ですが、いつも借りてた茶色いフレームのメガネが無くなった(?)のと、
他に用意されているメガネは全っ然似合わないという残念な理由から、度無しのメガネを購入してきました
 
 
ちゃんと(?)眼鏡屋さんで買ったので安っぽかったり、おもちゃみたいな眼鏡じゃないですよー
 
 
 
次の出勤は、
11月4日(日) 13〜20時


 
 
最後まで読んでいただきありがとうございました
 
 

 
 
雪平なの


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